■メタボリックシンドロームの危険因子
【 メタボリックシンドロームの危険因子 】
メタボリックシンドロームが怖いのは動脈硬化につながるからです。 動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞などの死に至る病気を引き起こす大きな原因です。 その危険因子とされるのが、肥満・高血糖・高血圧・脂質異常症。 個々の症状はひどくないとしても、複数が重なると動脈硬化のリスクは高まります。
【 肥満・高血糖・高血圧・脂質異常症は重なれば重なるほど危険 】
■肥満
一般的に肥満の判定に使われるのがBMI。BMI22が一番病気になりにくいとされています。 メタボリックシンドロームでは、診断基準にBMIを加えていません。しかし、BMIが増えると体脂肪も増え、増えた体脂肪の約7割は内臓脂肪と考えられます。
BMI18.5未満→やせ
BMI18.5以上25.0未満→正常
BMI25.0以上→肥満
■高血糖
血糖とは血液中のブドウ糖のこと。ブドウ糖が血液に多く残った状態が高血糖です。この状態が長く続けば糖尿病に。
血糖値はメタボリックシンドロームの診断基準のひとつ。診断基準では糖尿病予備軍とされる境界型の数値を含みます。境界型はメタボリックシンドロームの危険が高いといえます。
空腹時<110および食後2時間値<140→正常域
空腹時110〜126、食後2時間値140〜200→境界型
空腹時≧126または食後2時間値≧200→糖尿病域
■高血圧
血圧とは、心臓から送り出された血液が、動脈の壁に与えている圧力のこと。高血圧とは、血圧が正常より高い状態が長く続く症状です。
高血圧に移行する可能性が高いとされるのが正常高値です。正常高値は、メタボリックシンドロームの診断基準値に該当します。
収縮期血圧(最高血圧)130〜139mmHgまたは拡張期血圧(最低血圧)85〜89mmHg→正常高値
収縮期血圧(最高血圧)140〜159mmHgまたは拡張期血圧(最低血圧)90〜99mmHg→軽度
収縮期血圧(最高血圧)160〜179mmHgまたは拡張期血圧(最低血圧)100〜109mmHg→中等度
収縮期血圧(最高血圧)180mmHg以上または拡張期血圧(最低血圧)110mmHg以上→重度
■脂質異常症
脂質異常症とは、血液中の中性脂肪やコレステロールが異常値を示す状態のこと。
メタボリックシンドロームの診断基準値では、中性脂肪値とHDLコレステロール値のみが取り上げられています。これは、この二つが内臓脂肪の蓄積と大きく関係しているからです。
総コレステロール(mg/dl)<200、中性脂肪(mg/dl)<150、LDLコレステロール(mg/dl)<120、HDLコレステロール(mg/dl)≧40→適正域
総コレステロール(mg/dl)200〜219、LDLコレステロール(mg/dl)120〜139→境界域
総コレステロール(mg/dl)≧220、中性脂肪(mg/dl)≧150、LDLコレステロール(mg/dl)≧140、HDLコレステロール(mg/dl)<40→脂質異常症