HOME > 感染予防教室 > 知って得するさまざまな感染症 > レジオネラ

感染予防教室

●知って得するさまざまな感染症

(8)浴槽の水質管理 【公衆浴場における水質基準等に関する指針】

1.水質基準
水質基準
2.検査頻度
検査頻度
3.消毒方法
  • 浴槽水の消毒に用いる塩素系薬剤の注入(投入口)は、浴槽水が循環ろ過装置内に入る直前に設置することが望ましいこと。
  • 浴槽水の消毒に用いる塩素系薬剤は、浴槽水中の遊離残留塩素濃度を1日2時間以上0.2〜0.4mg/Lに保つことが望ましいこと。
  • 浴槽水の遊離残留塩素濃度を適宜測定し、その記録を3年以上保存すること。
  • 温泉の泉質等のため塩素消毒ができない場合は、オゾン殺菌または紫外線殺菌等により消毒を行なうこと。この場合、温泉の良質などに影響を与えない範囲で、塩素消毒を併用することが望ましいこと。
塩素系薬剤注入方法
■『自動注入方式』

塩素系薬剤をタイマーで制御し間欠的に注入するものと循環水量に比例して連続的に注入するものがあります。自動注入方式は、薬液タンクと薬液注入ポンプから構成されています。

■『投げ込み方式』

塩素系薬剤を管理者が浴槽などに直接注入する方法です。いずれの方法においても、浴槽水の遊離残留塩素濃度を測定し、薬剤濃度が高くならないよう(1.0mg/L程度までが望ましい)注意する必要があります。

(9)循環式浴槽の管理方法

浴槽

■浴槽は、清掃および消毒を定期的に行ない、清潔で衛生的に保つこと。

■清掃および消毒の頻度は、以下の通りにすること。


※毎日完全換水型のものは、毎日清掃し、1月に1回以上消毒する。

※連日使用型のものは、1週間に1回以上完全換水を行ない、消毒、清掃する。

1.ろ過器の維持管理

「公衆浴場における衛生管理等管理要領」では、ろ材の種類を問わず、ろ過装置自体がレジオネラ属菌の供給源とならないよう、消毒を1週間に1回以上実施すること。また、ろ過器は1週間に1回以上逆洗して汚れを排出することと定められています。

2.循環配管の維持管理

循環配管の内側には、ネバネバした生物膜(バイオフィルム)が生成されやすく、レジオネラ属菌の温床となります。そのため、年1回程度は循環配管のバイオフィルムを除去し、消毒することが必要です。

3.消毒装置の維持管理

薬液タンクの塩素系薬剤の量を確認し、補給を怠らないようにしなければなりません。

  • 送液ポンプが正常に作動し、薬液の注入が行われていることを毎日確認する。
  • 注入弁のノズルが詰まったり、空気をかんだりして送液が停止していないかを確認する。
  • 市販品の次亜塩素酸ナトリウム溶液は、有効塩素濃度が12%で、そのまま使用するとノズルが詰まりやすいので、5〜10倍に希釈して使用する例が多い。
  • 不純物の多い工業用のものは避け、日本水道協会規格品、食品添加物認定品あるいは医薬品として市販されている薬品を使用するとある程度目詰まりを防ぐことが可能。
  • 薬剤注入弁は定期的に清掃を行ない、目詰まりを起こさないように管理する。
4.集毛器の維持管理

集毛器自体がレジオネラ属菌の供給源とならないように、清掃は毎日行ないます。その際に、塩素系薬剤や過酸化水素溶液などで集毛部や内部を清掃するとよいでしょう。