白癬菌が頭部の髪の毛に感染すると頭部白癬、いわゆる「しらくも」という病気を起こします。この病気は10歳以下の小児に多いのですが、近年、高齢者にも見られるようになってきました。脱毛が主な症状で、毛髪に白癬菌が住み着き周囲の毛が抜け落ちます。毎日洗髪すること、水虫の飲み薬を内服することが大切です。洗髪などで抜けた毛髪には白癬菌が付着している可能性がありますので、洗面器に毛髪を残さないできちんと流してしまえばそれでよいと思います。ただ、この部位に白癬菌が感染しているときには、他の部位も重症の水虫になっている可能性がありますので注意が必要です。
*下記の書籍より転載いたしました。
著書名 : 訪問介護事業者のための感染症ハンドブック
監修・編集 : 鈴木幹三
出版社 : 中央法規