ペットといえば犬、猫、小鳥などが主流ですが、最近では、熱帯地方にしか生息できない、カメ、ワニ、ヘビといった爬虫類、小型のサルなども飼育の対象となってきています。これらの動物には、未知の病原微生物が潜んでいることも考えられます。ペットから感染し得る感染症としては、鳥の排泄物から経気道感染で起こるオウム病があり、また、犬、猫、鳥などからの動物由来粉塵の吸入、あるいは経口感染により起こるQ熱などがあります。そのほかに、犬や猫がかかっている皮膚糸状菌症は、直接接触することによりヒトに感染します。したがって、ペットの世話をするときには、手袋、ガウン、粉塵や飛沫が舞う可能性がある場合には、必要に応じてマスク、キャップ、ゴーグルを着用します。
*下記の書籍より転載いたしました。
著書名 : 訪問介護事業者のための感染症ハンドブック
監修・編集 : 鈴木幹三
出版社 : 中央法規