HOME > 感染予防教室 > Q&A > 2008年1月のQ&A

感染予防教室

●Q&A

■Q&A バックナンバー

MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)保菌あるいはMRSA感染症にかかっている利用者の介護後、介護者がそのMRSAを他の利用者に伝播させる恐れがあります。このようなことを起こさないようにするためには、どのような点に注意したらよいでしょうか。

MRSAは、接触感染で拡がります。接触感染の経路は二つあり、一つは直接患者に接触することにより起こるものであり、もう一つは介護用具や環境表面などとの間接接触により起こるものです。いずれの場合においても、他の利用者への伝播を防止するためには、手洗いの遵守が最も重要です。手荒れは、手洗いの遵守率を低下させ、さらに黄色ブドウ球菌が定着しやすくなります。ハンドローションを用いて手荒れを防止するようにしましょう。また、MRSAは鼻腔に保菌されやすいので、不用意に鼻を触らないように注意します。介護用具は、次の利用者に使用する前に消毒が必要です。消毒用エタノールなどで清拭消毒しましょう。


*下記の書籍より転載いたしました。

著書名 : 訪問介護事業者のための感染症ハンドブック

監修・編集 : 鈴木幹三

出版社 : 中央法規