MRSAは、接触感染で広がりますので、手洗いがもっとも重要になり、また複数の利用者に共用する介護用具の消毒も重要です。手洗いは、石けんと流水で少なくとも15秒間くらいかけて、手指の汚染を除去します。血圧計や聴診器などの看護用具は、消毒用エタノールによる清拭を行います。
また、その他の器具類は、0.1w/v%両性界面活性剤、0.1w/v%第四級アンモニウム塩(10w/v%塩化ベンザルコニウム液など)、0.01〜0.1%(100〜1000ppm)次亜塩素酸ナトリウムへ30〜60分間の浸漬、熱水を用いる場合は、80℃、10分間で処理します。部屋は毎日清掃し、普段から清潔にすることが大切であり、特に消毒は必要ありません。
*下記の書籍より転載いたしました。
小林寛伊:増補消毒と滅菌のガイドライン、P36〜80、へるす出版、2002.