膀胱内に留置カテーテルを入れておくと、通常はおよそ一週間で何らかの感染症が起こり始めます。正常な尿は淡黄色で透明ですが、感染が起こると尿が混濁してきます。さらに時間がたつと浮遊物が浮いてきて、悪臭がすることもあります。また、発熱などの症状も出現します。これらの症状が起こったものを尿路感染症といいます。尿路感染を防止するためには、まずカテーテルを入れないことです。失禁状態になるとおむつが必要ですが、おむつ交換の手間を省くために施設などではすぐにカテーテルを入れることがありますが、治りにくい褥瘡があるとか、前立腺肥大のように尿が出ない場合を除いては、極力留置カテーテルを使用しないで済むようにすることが基本です。もし入れなければならない場合には、
カテーテルは1週間に1度程度(種類によって必要頻度は違ってくる)は新しいものと交換しますが、これは看護業務になりますので、訪問看護師と連携してください。
*下記の書籍より転載いたしました。
著書名 : 訪問介護事業者のための感染症ハンドブック
監修・編集 : 鈴木幹三
出版社 : 中央法規