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感染予防教室

●Q&A

■Q&A バックナンバー

尿路留置カテーテルの管理で、特に注意を要することは何ですか。

膀胱内に留置カテーテルを入れておくと、通常はおよそ一週間で何らかの感染症が起こり始めます。正常な尿は淡黄色で透明ですが、感染が起こると尿が混濁してきます。さらに時間がたつと浮遊物が浮いてきて、悪臭がすることもあります。また、発熱などの症状も出現します。これらの症状が起こったものを尿路感染症といいます。尿路感染を防止するためには、まずカテーテルを入れないことです。失禁状態になるとおむつが必要ですが、おむつ交換の手間を省くために施設などではすぐにカテーテルを入れることがありますが、治りにくい褥瘡があるとか、前立腺肥大のように尿が出ない場合を除いては、極力留置カテーテルを使用しないで済むようにすることが基本です。もし入れなければならない場合には、

  • 1日2000ml以上の水分を摂り尿量を多くすること
  • カテーテルが体の下になって圧迫されるなど、尿の流れが止められるのを防ぐこと
  • 尿道口の周囲を滅菌綿で清拭して清潔に心がけること
  • 排便後は肛門周囲をきれいに拭き、清潔を保つこと
  • 蓄尿バッグはあまり溜め込まないように、1日2回は捨てること
  • 体温測定を行い、発熱に注意し、発熱があればすぐに医師に報告にすること

カテーテルは1週間に1度程度(種類によって必要頻度は違ってくる)は新しいものと交換しますが、これは看護業務になりますので、訪問看護師と連携してください。


*下記の書籍より転載いたしました。

著書名 : 訪問介護事業者のための感染症ハンドブック

監修・編集 : 鈴木幹三

出版社 : 中央法規