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感染予防教室

●Q&A

■Q&A バックナンバー

健康な人は感染しにくいといわれていますが、どうしてですか?

一般的には感染症を発症した状態を「感染した」といっているようですが、専門的にいうと、「感染」とは、病原微生物(細菌・ウイルスなど)が体内に侵入して増殖することをいい、「感染症」とは感染によって何らかの症状が発生した状態をいいます。人が感染してすぐに感染症になるわけではありません。感染症を引き起こすのに、(1)病原微生物の存在、(2)感染経路、(3)感染を受けやすい人(感受性のある宿主)の3条件が関与するということが必要です。感染源と感染経路が存在すれば感染するのですが、病原微生物の力が強くてもそれに打ち勝つ抵抗力があれば感染症は防げるということです。抵抗力(免疫力)が強くて感染症に至らない人を「健康」というのではないでしょうか。また、健康な皮膚や粘膜は細菌が体内に侵入するのを防げる働きがあります。皮膚に傷をつくらず清潔にして、皮膚が本来もっている生理機能を妨げないようにしておくことが大切です。また粘膜(口や鼻の粘膜)は健康であればピンクに潤って表面がつややかです。健康な皮膚・粘膜を保つことも感染予防に重要なことです。


*下記の書籍より転載いたしました。

著書名 : 訪問介護事業者のための感染症ハンドブック

監修・編集 : 鈴木幹三

出版社 : 中央法規