(4)感染ルート
感染した人や動物や、それらの排泄物などのような感染源から、バイキンが人に移行し感染する道すじが感染ルートです。感染ルートは、感染部位による分類もありますが感染防止には次の5つの分類が役に立ちます。
1.接触感染
施設内で最も重要で、頻度の高い感染様式です。介護と介護の間に手洗いがなされなかったり、手袋が交換されなかったりすると起こります。
2.飛沫感染
感染源である人が、せきやくしゃみ、会話などをすることによって、飛沫が生じます。飛沫は空気中に浮遊し続けることはないので、空気感染の場合のような特別の空調や換気は必要ありません。
(インフルエンザ・普通感冒・マイコプラズマ肺炎など)
3.空気感染
微生物を含む飛沫の水分が蒸発して、5μm以下の小粒子として長時間空気中に浮遊する場合に、空気感染が起こります。
(結核・麻疹(はしか)・水痘(みずぼうそう)など)
4.物質媒介型感染
汚染された食物、水、血液、装置、器具などによって伝播される感染ルートです。
5.昆虫媒介感染
蚊・ハエ・ネズミなどの害虫が伝播することにより起こる感染症です。 (マラリア・リケッチア症など。日本ではほとんど問題にはなりません)
