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感染予防教室

●感染症の基礎知識

感染症

■感染症とは? ■感染の成立
■発症と保菌者 ■感染ルート
■感染予防の基本

(1)感染症とは?

私たちの身の回りには、見えませんが、あらゆるところにさまざまな微生物が住んでいます。そして、そのすべてが子孫を残そうとしており、そのために増殖しようとしています。このような増殖が食べ物の中で行われると、食中毒や腐敗の原因になりますが、人や動物のなかで増殖した場合(これが感染です)、それらに疾病を引き起こすことがあります。これが感染症です。

咳

(2)感染の成立

バイキンの病気を起こそうとする力(病原性:毒力と菌量) が人の抵抗力よりも強くなった場合に感染が成立します。バイキンの数が増えて病原性そのものが強くなったり、もともと非常に強い場合は、誰でも感染してしまいます。逆に、人の抵抗力が非常に弱い場合、ふだんは何ともないような菌(平素無害菌)に感染し、病気になることもあります(日和見感染)。


病院や施設には、非常に抵抗力の低下した人(易感染性患者)がいますので、日和見感染が問題となっています。 さらに、感染するには3つの要素が必要です。

  • 感染源
  • 感染ルート
  • 感染を受けやすい人(感受性のある宿主)
感染の成立

(3)発症と保菌者

感染した結果、セキやくしゃみ、発熱、下痢のような症状が現れることが発症です。症状が現れるまでのしばらくの期間が潜伏期です。

感染しても症状が現れないことがあります(不顕性感染)。このような人が保菌者(キャリアー)です。保菌者は感染したことに気が付いていないため、菌をばら撒く感染源になることがしばしばあります。また、その人の抵抗力が低下したときに発症することがあり(潜伏感染)、日和見感染の原因のひとつになっています。