(4)日常の消毒方法 【事業者向け】
【 事業者向け <汚品の受け入れから出庫> 】
貸出先から回収されてきた福祉用具が、消毒あるいは滅菌され再び貸出されるまでの主な流れをご紹介します。
配送車輌により引き取られてきた汚品を受け入れます。それと同時に商品をチェックします。(伝票照合)
- ベット・車椅子等機器類は洗浄作業において、規定の洗浄剤・消毒剤を使用し、手作業で行ないます。
- マットレスは、マットレス清拭作業場においては、規定の洗浄剤を使い洗浄作業を行なった後、消毒機で乾燥を行ないます。
消毒が完了したものは全て、洗浄状態や機能面のチェックを行ないます。
チェック作業完了後、ビニールにて梱包をし、消毒済の確認として、消毒剤シールを貼り付けます。
梱包が完了したものは、速やかに所定の置場へ格納・保管します。
納品分の納品伝票等により、各置場より商品出庫場へ各配送車輌ごとに出庫します。
各商品は、車輌への積め込み前に再度チェックを行ないます。
【 事業者向け <作業従業者の安全> 】
貸与福祉用具の供給にあたり、消毒従業者はもちろん、用具の回収等の作業に関わる人は、健康を損なうようなことがあってはなりません。薬剤からの影響、福祉用具からの感染、あるいは訪問時の接触による感染等から、健康に影響を受けないためにも作業環境や衛生管理にも日頃から気をつけておきましょう。
福祉用具貸与サービス事業の中で、感染を受ける可能性が高いのは、「福祉用具回収時」と「福祉用具の洗浄・消毒時」になります。特に回収時は利用される方のお宅に訪問し、実際に感染されている方に接触する場合もでてきます。しかし、福祉用具を利用されていた方が、どのような感染症をもっているのか、またどのような環境で使用しているのか把握するのは困難です。ですが、過度の心配や過剰な防衛策をする必要はありません。十分なサービスを行なうためには、きちんと情報を押さえ、日頃から感染予防をすることが大切です。
(1)福祉用具回収後は、その都度【手洗い・手指消毒】+【うがい】を行なうこと。
→自分への感染を防ぐことにより、次の利用者宅への感染の持ちこみを防ぎます。
※手洗いができない場合は、汚れが目立たない限り、アルコールを手指に噴霧します。
※うがいの時は、うがい薬を使用します。(2)回収した福祉用具に明らかに血液や体液が付着しているようであれば、素手で直接触れずに手袋を着用し、ビニールシートなどで覆うか密閉するなどして、他の用具と区別して輸送します。
(1)洗浄・消毒作業の区切れ目には、【手洗い・手指消毒】+【うがい】を行なうこと。
※手洗いができない場合は、汚れが目立たない限り、アルコールを手指に噴霧します。
※うがいの時は、うがい薬を使用します。
(2)回収した福祉用具
回収した福祉用具に明らかに血液や体液が付着しているようであれば、手袋を着用し、素手で直接触れないように注意します。
使用済み福祉用具と消毒済み福祉用具とは区別し、別々に保管します。
→作業導線が交差することにより、消毒済み福祉用具が汚染される可能性があります。

作業するには、不自由のない適切な明るさが必要です。眼精疲労を防ぐためにも作業場は300ルクス以上、保管室でも100ルクス以上は確保しましょう。しかし、明るすぎても作業能率は低下します。
消毒作業の内容によっては、作業場内の温度や湿度が極端に上昇したり、ガス殺菌設備を備えた施設などでは有害ガスが漏れることもあります。局所排気設備(部分的な排気)だけでなく、全体換気ができる設備を整える事が必要です。また、多人数で作業をする場合は、炭酸ガス濃度も上昇します。作業場では常に、炭酸ガス濃度を100ppm以下、一酸化炭素ガス濃度を10ppm以下に下げる程度の換気が必要です。
荷台は、用具の搬送を終了するたびに清掃しましょう。 使用済み用具を回収し帰社したら荷をおろし、すぐに荷台の清掃をします。この時、ゴミ(ほこり) は車外に掃き出さず、まとめて集め、所定のゴミ集積容器に入れます。 清掃作業時には、マスクを着用し、作業終了後には手洗い・うがいをするようにしましょう。
回収された福祉用具は、明らかに汚染された場所がわかる場合はビニールなどで覆われるため、荷台が二次汚染される可能性は極めて低いでしょうが、2週間に一度、少なくとも 1ヶ月に1度は荷台の消毒を行なうことをおすすめします。
荷台は、用具の搬送を終了するたびに清掃しましょう。 使用済み用具を回収し帰社したら荷をおろし、すぐに荷台の清掃をします。この時、ゴミ(ほこり) は車外に掃き出さず、まとめて集め、所定のゴミ集積容器に入れます。 清掃作業時には、マスクを着用し、作業終了後には手洗い・うがいをするようにしましょう。
回収された福祉用具は、明らかに汚染された場所がわかる場合はビニールなどで覆われるため、荷台が二次汚染される可能性は極めて低いでしょうが、2週間に一度、少なくとも 1ヶ月に1度は荷台の消毒を行なうことをおすすめします。

【参考文献】
改訂 「安全な福祉用具貸与のための消毒ハンドブック」
社団法人シルバーサービス振興会 厚有出版