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感染予防教室

●福祉サービス別予防対策

(3)施設内での入浴

ひとくちに"入浴"といっても、様々なケースがあります。たとえば、訪問入浴サービス、施設内での入浴(一般浴槽や特殊浴槽、普通浴槽や循環式浴槽)などです。そこで、今回の感染予防教室では、それぞれの特徴や注意点などをご紹介していきます。

浴場

【 感染経路 】

施設内における入浴では、利用者が同じ浴槽を使用し、同じ湯に入り、同じ入浴用品を使用し、同じスタッフの介助により連続して入浴します。したがって、入浴に関わるあらゆるものが感染経路になる可能性があります。


浴槽や浴槽内のお湯、バスマットなどは、利用者ごとに洗浄・消毒することは不可能ですので、感染症をもった利用者の順序は最後に組み込み、全て終わったら洗浄・消毒します。また、洗体用のタオルやスポンジ類は利用者ごとに専用のものを用意し、使用後は洗浄・殺菌漂白します。手指消毒は、利用者ごとに実施するとよいでしょう。


このように、感染経路を遮断できるものは遮断し、遮断できないものは入浴順序の調整などの対策をたてましょう。

【 浴槽や入浴用具の洗浄・消毒 】

施設内での入浴は、一般浴槽の場合、オーバーフロー式も家族風呂式の場合も入浴中から細菌汚染がみられ、この湯を数人の利用者に繰り返し使用します。そのため、使用後には浴槽の確実な洗浄・消毒を実施する必要があります。洗浄した後に消毒剤を使用するか、殺菌剤入りの洗浄剤を使用するなど、目的に応じて実施しましょう。


寝台入浴など小型の浴槽の場合、寝たきりで褥瘡をもっている方など、特に抵抗力の低下した方が利用することがあります。そのため、洗浄した後にアルコールで清拭するなど、確実な殺菌の実施が望まれます。


また、担架ネットやタオル、スポンジ類は表面がなめらかではないため、汚れや細菌が残りやすいものです。使用後は洗浄剤入りのバケツに漬け置きし、まとめて洗濯および殺菌漂白をしましょう。


使用する消毒剤は感染症の種類によっても効果が異なりますので、それぞれの感染症の特徴を理解し、必要以上の薬剤を使いすぎずに、確実な洗浄・殺菌をしましょう。

浴槽洗浄