(7)訪問時の看護者が行なう感染予防の心得と家族への指導
【 訪問看護者としての感染予防の心得 】
■訪問看護者が感染源とならないために
訪問看護者はもちろんのこと、訪問するすべての職種、特に医療従事者が感染源となるようなことがあってはなりません。そのためには日頃の健康管理が重要です。
疲労をためないようにし、睡眠時間を十分にとることやバランスのとれた食生活で体力を保つことなど健康的な生活習慣を維持するよう心がけましょう。外出から戻った時のうがいや手洗いの励行、感染症の流行に備えて予防接種などの積極的な感染予防を行なうことも大切です。
もし、訪問看護者自身が感染症にかかってしまった時やそれが疑われる場合は、医療従事者としての良心に従い自らの訪問は避けるべきです。
■訪問看護者が感染の媒介をしないために
訪問看護者自身が感染源でなくても屋外から感染源を持ち込んだり、前の利用者から後の利用者へ感染を媒介してしまう場合があります。特に感染症の流行期や感染症流行地区では細心の注意を払い、感染症が判明している場合は、その利用者宅をその日の最後に訪問するなどの工夫ができます。しかし、感染しているかどうかわからないまま在宅療養されている療養者もかなりの数にのぼりますので、感染症にかかっているか否かに関わらず、訪問前後の手洗い・うがい、ケア前後の手洗いを実施することが大切です。

【 訪問看護者としての感染予防の心得 】
在宅療養では、独居でない限り本人とその家族が共同生活を営んでいます。特に、感染に関しては家族は同じ環境下に置かれるわけであり、感染予防は家族が一体となってあたらなければ成功しないことからも、本人と家族をケアの単位として指導、協力してもらうことが大切です。
【参考資料】
辻 明良,五島 瑳智子編 在宅感染対策ハンドブック ヴァン メディカル
小林 寛伊監訳 在宅ケアにおける感染対策 へるす出版
日本訪問看護振興財団ホームページ http://www.jvnf.or.jp/