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感染予防教室

●Dr.ヨコヤマの専門家コラム

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第19回:『”清潔・快適”な環境作りをサポートする抗菌製品 (食中毒や感染症の予防からみた役割)』
(2) 抗菌製品の有用性(役割)

私達が日常の環境衛生管理や衛生慣行、食品衛生管理をきちんと守る中で、さらに抗菌製品を使用することで衛生意識を一段と高め、感染症の発生や予防に大きな関心と理解を持ち、その発生予防の取り組みに(積極的に)協力するようになります。そこに抗菌製品の有用性(役割)があると思っています。

抗菌製品に過大な期待や過大評価をして、安易に使用(乱用)することは(安全性確保面からも)避けたほうが無難です。抗菌製品だけに頼らず、日常の健康管理や食品衛生、衛生慣行、環境衛生などに十分気を配り、健康な身体や衛生的な生活環境を維持して、感染症や食中毒が発生しないように努めることが大切と思われます。

具体的に記すと、

  • 家の中はまめに清掃や掃除、換気をする
  • うがい(洗口)や食事後の歯磨きを励行して、口腔内を清潔に保つ
  • 手指に付着した細菌が口に入らないよう、食事や間食(おやつなど)の前に手洗いを行うとともに、身体を清拭、入浴などで清潔に保つ
  • 腐敗などで傷んだ食品や食材は、食事に出さない、食べない
  • ペットや観賞魚、観賞植物等の管理をきちんと行うとともに、排泄物や汚物などは、手で直接接触せず、ゴム手袋を着用するなどして廃棄する
  • 前記1)から5)で(必要に応じて)うがい薬(抗菌薬配合)や消毒薬等を用いて消毒、除菌する
  • 抗菌製品はまめに清拭するなどして、清潔に保つ
  • 抗菌製品(おもちゃ類を除く)は、原則として、幼児などが口に触れない(舐らない)よう注意する

以上のことなどが主な遵守すべき重要事項として挙げられます。また、市販の抗菌製品やうがい薬、洗口液、消毒薬、洗口(洗浄)液などを使用する時は、その購入時に医師や薬剤師など専門家に相談し、彼等の指示、指導に従って、その選択を誤らず、正しく使用して下さい。

食中毒や感染症の発生を心配せず、健康で快適な生活が出来るよう、抗菌製品や抗菌剤だけに頼らず、普段から日常の生活や健康状態にも十分に気を配って下さい。前回のコラムにも記したように、体の抵抗力(免疫力)の維持、増強に必要なたんぱく質やビタミン、ミネラル類が十分に摂取できる、栄養のバランスがとれた食生活と十分な睡眠や休養をとって、健康保持や体力維持に努めて下さい。

これからだんだんと寒くなり、本格的な冬の時季を迎えますが、かぜやインフルエンザ、胃腸炎などの感染症や食中毒にかからないよう、十分注意して下さい。