前回お話した感染症や食中毒が、なぜ、多く発生するようになったのか、その原因として、
などが指摘されています。
そして、病原体(病原菌)の存在(検出)や性状(病原性)などを調べる精度の高い検査方法の開発・実用化が一段と進み、検査技術が向上しているのも一因になっています。以前に小型球形ウィルス(SRSV)と呼ばれていたノロウィルスが、新たに導入した信頼性の高い検査手法で、食中毒や感染性胃腸炎の発生件数が(以前より)多く報告されるようになっています。
それだけに、上記食中毒や感染症を引き起こさないよう、自分達で出来る衛生対策や衛生管理は自主的かつ積極的に取り組む必要があります。食用や愛玩用などに供される動物(牛、豚、鶏等の家畜・家禽類等)やその他の食品類(魚介、野菜、果実等)の輸入や、あるいはそれらの製造(加工)・飼育・酪農・養殖・栽培等を行う現場では、人への食中毒や感染症の発生を防止する衛生管理をきちんと実施することが求められています。
また、医療や療養(介護)等を行う医療・福祉施設や、弁当や飲食物を販売、提供する施設(業者)等でも、とくに最近になって多く見つけ出されるノロウィルスや上記強い毒性や薬剤耐性を持った菌の対策として、日常行う基本的な衛生管理(清掃、整理整頓、清潔、洗浄・除菌、消毒等)の実施、周知徹底が、一層重要になっています。