■HACCPについて 1
【 HACCPとは? 】

HACCPとは、Hazard Analysis and Critical Control Point のそれぞれの頭文字をとったもので、日本語では、危害分析重要管理点と訳されます。
■宇宙食の100%安全のために・・・。
宇宙飛行士の食事の多くは、地上で作られたものを宇宙で食べます。宇宙探検中に食中毒なったら大変なことです。ですから、宇宙飛行士たちの食事は100%安全でなくてはいけません。そのために考えられたシステムがHACCPのはじまりです。
■そして現在日本では…。
平成7年5月に食品衛生法が改正され、厚生労働省ではすべての食品の衛生管理にHACCPの導入を奨励し、食に関わるあらゆる企業で強い関心がもたれてます。
【 HACCPの特徴は? 】
もともとHACCPとは、安全な食品をつくるための衛生管理の方法ですが、その考え方はおいしさ、見かけ、色合いなどを良くするためにも応用することが出来ます。
あらかじめHACCPプランといわれるマニュアルを作成し、日常の衛生管理を機器的に行うことにより病原菌の汚染や増殖を防止して、食中毒などの食品による事故を予防することが出来ます。
HACCPプランは、経験や勘ではなく科学的に裏付けられた情報やデータにより作成します。
原材料から最終製品に至る一連の工程が管理の対象になり、特に重要な肯定(重要管理点:CCP)を、誰にでもできるような方法でチェックすることが出来ます。
衛生管理を行う手順は、誰にでもわかるようにマニュアルにまとめておきます。
マニュアルに従って実行したことは必ず記録に残します。
【 HACCPのメリットとは? 】
HACCPは、現在考えられる最も合理的な衛生管理法であることが国際的にも認められており、その導入により、次のようなメリットがあります。
- つくられる食品の安全性が向上します。
- 食品の無駄が減少します。
- 科学的に裏付けられたデータに基づき、従来の経験や勘にによる衛生管理よりも安定した安全な製品の製造が可能となります。
- 衛生管理の状態が記録に残されているため、製造品の安全性が保証されます。
- PL(製造物責任)法に対応することが出来ます。
- 継続することによって、食品の安全性が持続し、よりいっそう向上します。
PL法:
消費者が、製造物の欠陥によって、生命や身体、財産に損害をうけた場合、その製品を供給した企業は治療費、慰謝料、休業補償、修理費用などの損害賠償責任を負わなければならないという法律。わが国での生存物責任法は平成6年6月に公布。平成7年7月より施行されました。