「現場訪問コーナー」第2弾は、社会福祉法人敬心福祉会 特別養護老人ホーム 千歳敬心苑様を訪問いたしました。
敬いの心を持ち、心と心が通いあう介護を目指して、利用者と家族が満足するサービスの提供、地域社会への貢献に努められている、とても明るい雰囲気の施設です。利用者の食事に関わるお仕事をされているスタッフの方にお話をお伺いしました。

村上氏
定員80名の特別養護老人ホーム、定員12名のショートステイ(短期入所)、1日50名のデイサービスセンター、ケアプラン作成やケアプラン実施についての連絡調整を行う介護保険サービス、定員30名の配食サービス、介護の相談窓口としての在宅介護支援センター、そして今年開設したヘルパーステーションがあります。特別養護老人ホームの入居状況は満床、約200名の待機者の方がいらっしゃいます。

村上氏
ケアの面での特長としては、痴呆の方も受け入れていることが1つとして挙げられます。近くの病院と協力して、精神科のドクターが往診に来てくださるんです。また、2つある浴室を毎日稼動しているので、利用者の方に合わせた入浴が可能というのも特長だと思います。それから設備の面では、喫茶があるのが自慢です。自由な雰囲気の中で、入居者の方も地域の方もくつろげるオアシスのような場所になっています。その他としては、趣味活動が充実していることも特色ですね。音楽、書道、華道、絵画などの教室がある他、ボランティアの方も来所され、利用者のみなさんは楽しい時間を過ごしています。
村上氏
利用者の方が作ったものももちろん展示してありますが、施設内の飾り付けに来てくださるボランティアの方もいます。みなさんに喜んでいただければそれでいい、とおっしゃってくださって、季節感のない施設内に、その季節らしい飾り付けをしてくださるんです。

村上氏
はい。厨房スタッフは10数名で構成されています。食数は、朝は92食、昼はデイサービスとスタッフを含めて150〜160食、晩は配食を含めて120食ほどになります。作業の流れとしては、
というのが、だいたいの流れになります。

村上氏
開設当時から委託をしていまして、その理由としてはコスト面というのが大きいと思います。利点は、別会社の業者さんが入ってくださることで、客観的にお互いを見られるということですね。また、業者さんの方で社員の方にしっかりとした教育を行ってくださっているので、衛生教育が大変行き届いているように思います。開設当初から委託なので、問題もなくスムーズに進んでいると思います。
村上氏
入居者の意見を直に聞いて献立を立てるべき、という施設の考えのもと、献立は私の方で立てています。集団給食のマニュアルに沿って、利用者の平均カロリーを計算しています。メニューのサイクルについても、デイサービスの方に毎週同じメニューが重なることのないよう、曜日には一番気を使います。メニュー内容の他、調理方法、味付け、やわらかさ、温度にも気をつけています。 みそ汁の具も悩みますね。飲みこみやすいもの、ということを考えるとどうしても限られてしまうんですね。日頃から昼食時にはできるだけ利用者の方に聞いてまわり、食事についてのご意見ももらっているので、そういったご意見もとても参考になります。また、月に1度入居者懇談会を開いたり、年に2回嗜好調査をして、みなさんに食べたいものをおいしく召し上がっていただけるよう、心がけています。